断熱性の向上や防犯対策として、あるいは家具の配置を優先するために「窓をなくす」というリフォームを検討する方が増えています。
不要な窓を塞ぐことは、住環境を劇的に改善する可能性がある一方で、一度工事をしてしまうと元に戻すのが難しく、採光や換気の面で新たな課題が生じることもあります。
今回は、窓をなくすリフォームのメリットや費用相場、法的な注意点について解説します。
また、窓を完全に塞がずに同様の効果を得る代替案もあわせてご紹介します。

窓をなくすリフォームのメリットとデメリット
断熱性と防犯性が向上
窓をなくして断熱材入りの壁にすることで、外気の影響を受けにくくなり、冷暖房効率が大幅に向上します。
また、空き巣の侵入経路となりやすい窓を減らすことは防犯対策として非常に有効です。
さらに、道路や隣家からの視線が気になる場所に窓がある場合、それを壁にすることでプライバシーが確保され、カーテンを閉め切るストレスから解放されます。
壁面が増えることで、背の高い家具を置けるようになるなど、インテリアの自由度が高まる点も魅力です。
採光や通風がなくなる
閉塞感が生まれる可能性窓をなくす最大のデメリットは、自然光が入らなくなり部屋が暗くなることです。
特に日中の明かりをその窓に依存していた場合、日中でも照明が必要になることがあります。
また、風の通り道がふさがれるため、換気効率が下がり、湿気がこもりやすくなるリスクも考慮しなければなりません。
窓があった場所が壁になると、視線が抜けなくなるため、実際の広さよりも部屋が狭く感じられたり、閉塞感を覚えたりすることもあります。
外壁や内装の補修が必要
窓をなくす工事は、単に窓を取り外すだけでは済みません。
室内側のクロス張り替えはもちろん、外壁側の穴を塞ぎ、既存の外壁と違和感がないように仕上げるための左官工事や塗装工事が必要になります。
外壁の種類によっては、部分的な補修跡が目立ってしまい、壁一面の塗装や張り替えが必要になるケースもあります。
そのため、窓の交換や内窓の設置といった他の窓リフォームと比較して、工事費用が高額になる傾向があります。

窓を塞ぐ工事の種類と費用相場
室内側から造作壁で塞ぐ
室内には断熱材と石膏ボードを施工してクロスで仕上げ、屋外側には目隠し用のルーバーやパネルを設置して窓ガラスが見えないようにします。
この方法は外壁を解体する必要がないため、工期が短く、雨漏りのリスクも低く抑えられます。
費用相場は窓の大きさにもよりますが、1箇所あたり5万円から15万円程度が目安となります。
ただし、外側からは「塞がれた窓」が残っていることがわかるため、外観の美しさを重視する場合には不向きです。
窓を取り外して壁を新設する
完全撤去の方法窓サッシを完全に取り外し、開口部を塞いで新しい壁を作る方法は、断熱性能や遮音性能を最も高めることができます。
室内外ともに完全に壁となるため、違和感のないきれいな仕上がりが期待できます。
しかし、外壁の解体と復旧、防水処理など大掛かりな工事が必要となるため、費用は高額になります。
費用相場は20万円から50万円程度で、外壁材の種類や補修範囲によって大きく変動します。
特に2階以上の窓を工事する場合は、足場の設置が必要となり、別途10万円から15万円程度の費用がかかることがあります。
工事規模による費用相場の違いと工期の目安
上記のように、窓を残すか撤去するかで費用には大きな差が出ます。
簡易的な室内側のみの工事であれば1日から2日で完了することもありますが、外壁工事を伴う完全撤去の場合は、3日から5日、あるいはそれ以上の工期が必要です。
また、外壁の補修範囲が広くなる場合や、特注の建材が必要な場合はさらに費用と時間がかかります。
複数の窓を同時に施工する場合は、養生費や人件費を圧縮できる可能性があるため、リフォーム会社に見積もりを依頼する際は、まとめて相談することをおすすめします。

リフォーム前に確認すべき建築基準法と採光・換気
居室における採光面積の法的ルールを確認する
住宅の「居室(リビング、寝室、子供部屋など)」には、建築基準法によって床面積の7分の1以上の採光有効面積(窓の大きさ)を確保することが義務付けられています。
窓をなくした結果、この基準を下回ると、その部屋は法的に「居室」として認められず、「納戸」や「サービスルーム」扱いとなる可能性があります。
これは将来家を売却する際に、物件の資産価値や間取り表記(3LDKが2LDK+Sになるなど)に影響を与えるため、注意が必要です。
トイレや浴室、洗面所などは居室ではないため、この制限は受けません。
24時間換気システムへの影響と換気計画の見直し
現代の住宅には、シックハウス症候群対策として24時間換気システムの設置が義務付けられています。
この換気計画は、各部屋の吸気口(窓や壁にある給気口)から空気を取り入れ、換気扇から排出する流れで計算されています。
窓を塞ぐことでこの空気の流れが遮断されると、家全体の換気バランスが崩れ、結露やカビの原因となることがあります。
窓をなくす場合は、新たに壁に給気口を設置するなど、換気計画の見直しが必要になることがあります。
マンションの場合は管理規約での禁止事項を確認
マンションにおいて、窓ガラスやサッシ、外壁は「共用部分」に該当するため、個人の判断で勝手に窓をなくしたり、外壁を加工したりすることは原則として禁止されています。
管理規約によっては、室内側から窓を塞ぐことさえ制限されている場合もあります。
マンションで断熱や防音対策をしたい場合は、窓をなくすのではなく、専有部分として認められる範囲内(内窓の設置など)での対策を検討する必要があります。
工事を計画する前に、必ず管理組合や管理会社に相談してください。

窓を埋めずに断熱・防犯対策をする代替案
内窓の設置で断熱性と防音性を高める
窓を完全になくしてしまうことに抵抗がある場合、最も効果的な代替案は「内窓(二重窓)」の設置です。
今ある窓の内側に樹脂製のサッシを取り付けることで、空気の層が生まれ、断熱性と防音性が飛躍的に向上します。
工事は1窓あたり1時間程度で完了し、費用も窓を塞ぐ工事より安く済むことが一般的です。
型板ガラスや和紙調ガラスを選べば、採光を確保しつつ視線を遮ることも可能です。
また、マンションでも施工可能なケースがほとんどです。
面格子やシャッターの設置で防犯性を強化する
防犯面での不安から窓をなくしたい場合は、窓自体は残しつつ、外側に面格子やシャッターを取り付ける方法があります。
これにより、物理的に侵入を防ぐことができ、視覚的な抑止効果も期待できます。
特に電動シャッターや通風機能付きのシャッターを選べば、防犯性を保ちながら風を通すことも可能です。
窓をなくして壁にするよりもコストを抑えられ、採光や通風の機能を損なわずに安心感を得ることができます。
目隠しルーバーやフィルムでプライバシーを守る
プライバシーの確保が目的であれば、可動式の目隠しルーバー(面格子)の設置や、目隠しフィルムの貼付が有効です。
可動ルーバーは羽根の角度を調整することで、視線を遮りながら光と風を取り入れることができます。
また、遮熱効果や飛散防止効果のあるガラスフィルムを貼るだけでも、外からの視線対策としては十分な効果を発揮します。
これらの方法は、大掛かりな工事を必要とせず、手軽に住環境を改善できるため、まずはこれらを検討してから窓をなくす判断をしても遅くはありません。

まとめ
窓をなくすリフォームは、断熱性や防犯性の向上、家具配置の自由度アップといった大きなメリットがありますが、採光や通風の喪失、法的な制限といったデメリットも伴います。
費用は工法によって数万円から数十万円と幅があり、外壁工事を伴う場合は高額になりがちです。
また、建築基準法やマンションの管理規約による制限も無視できません。
まずは内窓や目隠しルーバーといった代替案で課題が解決できないか検討し、どうしても窓が不要な場合にのみ、信頼できる専門業者と相談しながら計画を進めることをおすすめします。
当社では、窓、玄関、エクステリア、太陽光発電や断熱工事を承っております。
リフォームを検討されている方は、一度ティージー株式会社にご相談ください。
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